クリニックにて、検査を担当しております松﨑です。
勤め始めてから、もうすぐ7年になりますが、今まで数多くの患者様、健康診断に来られた受診者様の検査に携わってきました。
中には顔を覚えてくださっている方もおり、街中で声を掛けて頂いた時は嬉しい気持ちになります。
人間ドックや企業検診で利用してくださる方も増えつつあるので、「また利用したいな」と思っていただけるよう、職員皆“おもてなし”の気持ちで頑張っております。
職業柄、検査項目について聞かれる事が時折あります。
中でも、皆さん気にされる中性脂肪についてお話したいと思います。
中性脂肪が食事の影響を受ける事はご存知だと思いますが、一体どの程度影響するのでしょうか?
食物として摂取される脂肪の大部分は中性脂肪の為、値は食後4~6時間でピークとなります。それにアルコールが加わると、なんと中性脂肪合成のピークは12時間前後といわれています。
よって空腹時に採血しても、前の晩遅くまで食事をしたり、アルコールを飲んだりした場合は中性脂肪が高値になる場合があるのです。正確な値の測定には、前日の高脂肪・高カロリー食を慎み、禁酒し、12時間以上絶食後の採血が必要です。
少しの(?)我慢で値が下がれば、それは嬉しいことですね!