前立腺肥大症とは

対応施設:
神田医新クリニック長瀞医新クリニック

前立腺肥大症をご存知ですか?

前立腺ってなに?

前立腺は、膀胱の下に位置し、真ん中を尿道が通っている、くるみ大の大きさの臓器です。
前立腺が分泌する「前立腺液」は、精子に栄養や活力を与える、いわば「精子のミルク」。赤ちゃんを育てる子宮は、女性だけ、精子を育てる前立腺は、男性だけが持っています。
つまり、前立腺は「男の子宮」にあたる、縁の下の力持ちな臓器なのです。

こまった前立腺の「三大疾患」

よく見られる前立腺の病気には主に3種類あります。
・前立腺炎
・前立腺肥大症
・前立腺がん

前立腺炎は、おもに細菌感染症ですが、原因菌が特定できず慢性化する場合も。
前立腺肥大症は、男の老化現象ですが、お薬や、高温度治療で治せます。

前立腺がんは…がんの中では比較的進行の遅いがんですが、早期発見、早期治療が大事です。

それぞれに共通する症状は、「おしっこが出にくくなる」こと。

前立腺が病気を起こして腫れ上がると、中心を通る尿道が狭まり、おしっこが出にくくなるのです。
そろそろ年だから、おしっこが近くなるのは仕方ないのかな、と病院に行かずに放置していたら、実は怖い前立腺がんだったということも。
症状だけで判断せず、おしっこで困ったら、神田医新クリニック、医新クリニック、長瀞医新クリニック、どの医新会のクリニックでも経験豊富な泌尿器科医がご相談にあたりますので、お気軽にご連絡ください。

前立腺肥大症の治療方針

前立腺肥大症は、加齢とともに徐々に前立腺が大きくなっていく、自然に起こる男性特有の老化現象の一つです。前立腺が徐々に肥大して尿道を圧迫していき、おしっこが出にくくなっていきます。
肥大がさらに進むと、風邪を引いたり辛いものを食べたりお酒を飲んだときに、完全におしっこが出なくなる「尿閉」という、たいへん危険な状態になってしまうこともあります。

おしっこが出にくい不快症状の改善のためには、軽度の場合はお薬をお出しし、経過を見ながら症状の緩和を図っていきます。
重度の場合には、医新会グループのおすすめする、切らずに治す「前立腺肥大症高温度治療」などの手術療法を適用し、尿道を圧迫から解放して一気におしっこの通り道を確保します。

前立腺肥大症のQ&A

「男性が50歳を過ぎたら、前立腺のチェックをしましょう」とよく聞きますが、なぜですか?
前立腺肥大症といって、加齢とともに前立腺が大きくなり、前立腺の中を通っている尿道が圧迫されて尿が出にくくなる病気があります。症状としては尿意をもよおしてトイレにいっても、尿の勢いがなくなったり、尿が出始めるまで時間がかかったり、排尿時に息むようになったり、頻繁にトイレに行きたくなるなど、このような症状が気になり出すのが50歳前後です。また同時にこの頃から前立腺癌も発症の頻度が増え始めますので、定期的な癌検診も必要になります。
前立腺肥大症を放置したら大変なことになるのですか?
前立腺肥大症は時に症状がなければ放置しても問題ありません。しかし、「尿の勢いが弱い」、「残尿感」や「頻尿」を放置すれば、様々な問題が起こってきます。ひどい時などは知らず知らずに「尿閉」といってオシッコが出ない状態になることがあります。この場合腎不全といって命にかかわることもあります。少しでも排尿にお困りのことがありましたらお早めに泌尿器科を受診してください。
前立腺肥大症と診断されて長く治療しています。そろそろ前立腺がんに進行してしまうでしょうか?
前立腺肥大症は良性腫瘍。前立腺癌は悪性腫瘍になります。各々発生部位やメカニズムには大きな違いがあります。前立腺肥大症は前立腺の内側、内腺にでき、排尿症状が出やすいのに対し、前立腺癌は前立腺の外側、外腺にできる為、排尿症状が出にくいという特徴があります。肥大症と癌が合併することはあっても、肥大症から癌に進行することはありません。
前立腺肥大症の薬を飲み続けていますが、最近、以前に増してオシッコの出が悪く、夜中に何度も起きて睡眠不足の毎日です。もう歳だからあきらめるしかないですね。
あきらめないでください!
投薬治療をしながらでも、自覚症状が強くなることも考えられます。主治医と相談しながら最善の方法を導いてください。
薬の内服でも夜間頻尿、残尿感、尿線途絶など排尿障害が思うように改善されなくなった場合は、次のステップ、手術を考えることになります。
前立腺肥大症の手術にはどんなものがありますか?
前立腺肥大症の手術法
①TUR-P 世界的に多く用いられている手術で従来はほとんどがこの術式で行われていました。前立腺の肥大により尿道側に突出した部分を電気メスで削り取る方法。出血が多いというリスクがあります。輸血や入院が必要です。
②PVP(経尿道的光選択的前立腺レーザー蒸散術)上記のTUR-Pと同様の治療効果でありながら、出血を抑え短期での退院が可能となる、最新鋭の前立腺肥大症手術療法です。尿道からレーザーバルーンを挿入し、特別な波長のレーザーを用いて前立腺組織を「吹き飛ばし、焼き固める」ことで、肥大して尿道を圧迫していた部分を除去する手術です。患者さんには優しく、年齢などで手術の対象外となる事の少ない治療です。
③開腹手術 大きな病院のみで実施。輸血や入院が必要になります。
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